木製安楽椅子

サイズ
(小)W1900 × D710 × H670 × SH340 mm
(大) W1200 × D710 × H670 × SH340 mm

ラッカー塗装合板及び大建の和紙畳
(黒:シナ合板、メラミン合板 ポリウレタンブラック鏡面塗装仕上げ  ナチュラル:タモ材、タモ突板 ポリウレタンクリア塗装仕上げ)

「ムービング タタミ」は、古くからある畳の芸術を再解釈するイデオグラム(表意文字)です。フランス人デザイナージョゼ・レヴィは、そのヴィジュアルコードと素材に挑戦し、畳を和室の床面から離し、軽やかで優雅な家具に仕上げました。
標準化されたモダンヴィンテージスタイルに対し、ジョゼ・レヴィの作品は、彼の個人的なノスタルジーに異国情緒を加えた呼吸のようなものであり、ブルックリンルックとは一線を画しています。ミニマリズムにこだわり、一貫して控えめにシックを表現しています。
彼の他作品同様、豊かな感受性がこのコレクションの特徴です。見る人は非常に自由に見て、感じることができます。繭のようなアームチェア、少し非対称なサイドテーブルは片側が下に向き、楽しい雰囲気もあります。マットな畳は、塗り加工のされた木と対照的です。リスペクトに満ちた、日本文化に対する深い理解力が全てに表現されているのです。大建がジョゼを指名した理由も、この日本への深い理解力とフランス人の素晴らしい感性の両方を備える大変稀有なデザイナーであったからです。テーブル、椅子、機能的かつ控えめな収納は、自由に組み合わせることができます。キャビネットは、アジアを題材として機能的で幾何学的な綿密さと伝統的素材を用いた、シャルロット・ペリアンの実験を思い出させます。ペリアンは竹を選び、レヴィは畳を選びました。ジョゼ・レヴィは、戦前・戦後に活躍したインテリアデザイナーの挑戦を美しく昇華させ、はっきりと現代の文化にしてみせたのです。